幻の逸品【楮紙布(とうしふ)】　名匠【折田一仁】　長尺　美品の『開き名古屋帯』

豊かな大自然に育まれ、手間と時間とを惜しみなく掛けられた幻の織物【楮紙布(とうしふ)】 楮の採取から、糸績み、そして一枚のお品に織り上がるまで… 全てが一人の手によって行われる為、その作品数は極めて少ない、正に《幻の逸品》 新潟県は小千谷の名門、【織田工房】の匠【折田一仁】さんによって織り上げられた《究極の自然布》を入荷致しました。 その上、長さが４１６ｃｍと、嬉しい長尺でのお作りに。 大変入荷の難しいお品ですのでお見逃しなさいませんよう、ぜひこの機会にごゆっくりご覧下さい。 【楮紙布】は、越後地方に自生する『楮』の樹皮を数日もの間、雪上に晒し、蒸し上げ、柔らかくなった繊維を丁寧に手績みにしたものを緯糸に、撚りをかけた和紙糸を経糸に用いて織り上げられた《伝統工芸品》です。 楮紙布は『原始布』とも呼ばれ、古代に新潟地方で作られていた染織品でしたが、後継者不足などの問題で長らくその技術が途絶えていました。 『織田工房』さんは試行錯誤を重ねられた末、現代に蘇らせた《第一人者》なのです。 楮布の持つ温和な光沢と、和紙布の柔らかさを存分にお楽しみ頂ける贅沢な仕上がり。 また【草木染】によって丁寧に染め成された、深く美しい彩り。 どちらをとりましても素晴らしい出来栄えに、思わず時が経つのも忘れて見惚れてしまいます。 重要無形文化財の本場結城紬と同じく『居座機・地機』を用い、丁寧に織り上げられた楮紙布は、その存在感と独特の味わい深さから、山の手の奥様方やお着物通の方、また呉服の関係者など、多くの方々を魅了して止みません。 結城紬や大島紬はもちろんのこと、久米島紬や紅型染・琉球かすり等の沖縄の染織品、十日町紬や塩沢御召・米沢・小千谷紬等々… 単衣や袷にお召し頂けるお着物でしたら、これ以上はないほどの魅力に溢れるコーディネートをお楽しみ頂けます。 悠久の時を経てなお愛され続ける、原始布ならではの極上の風合い… 小千谷の名匠【折田一仁】さんによる《珠玉の染織品》 大自然に育まれた【楮紙布】にしか感じられない艶めきと、誰もが憧れる美しい帯姿を、どうぞ末永くご堪能下さい。 　　　　　　　　　　～鎌倉ふわり～ 【寸法】 長さ　４１６ｃｍ　　　幅　３１ｃｍ 【素材・状態】 楮・和紙 一度お締めになられた程度の、大変きれいなお品です。